2021.05.11 08:45
【動画】ヒメボタル たゆたう銀河 高知県西部の山中
夜の原生林にたゆたう〝銀河〟―。高知県西部の山中で、ヒメボタルが金色に瞬きながら乱舞している。
「森のホタル」とも呼ばれ、陸上で一生を過ごす。水辺で飛ぶゲンジボタルやヘイケボタルに比べ、チカチカと短い点滅を繰り返すのが特徴だ。
午後7時半ごろ、辺りが闇に包まれると、1匹のヒメボタルが生い茂る草木の上できらめいた。すぐにもう1匹、また1匹…。10分もすると、山の斜面に沿って無数の光が浮かび、揺れた。
3年ほど前から訪れているという県外の写真家の男性(54)は「幻想的で美しい。これだけ自然が豊かで群生が見られる場所はなかなかないです」と、漂う蛍火に見入っていた。