2021.05.07 08:40

高知のGW 県外客大幅減、2019年の3割程度 コロナで屋外観光は人気

県内の家族連れらでにぎわった「海洋堂SpaceFactoryなんこく」(4月29日、南国市大埇甲)
県内の家族連れらでにぎわった「海洋堂SpaceFactoryなんこく」(4月29日、南国市大埇甲)

 新型コロナウイルス下で2度目となった今年のゴールデンウイーク(GW、4月29日~5月5日)の高知県内主要観光施設44カ所の利用者数は10万6002人だったことが6日、県観光コンベンション協会のまとめで分かった。10連休だった一昨年のGW(34万9571人)の3割程度。関西などでの感染拡大で県外客が大幅に減ったとみられる一方、「密」を避けられるアウトドア系レジャーは人気を集めた。

 全国に緊急事態宣言が出されていた昨年のGWは、44施設のうち開館していたのは2カ所だけだった。今年は休館がなかった。

 今年の入場者数を見ると、香南市の県立のいち動物公園が1万282人、土佐清水市の県立足摺海洋館SATOUMIは9672人、高知市のわんぱーくこうちが7300人などとなった=表参照。

 ただし、のいち動物公園も「一昨年と比べれば客数は半分以下。県外ナンバーの割合も減った」。昨年7月にリニューアルしたSATOUMIも「7割以上が県内。愛媛の客が重要な鍵だったが、お客さんが途絶えてしまった」と話す。例年多くの県外客でにぎわう高知城懐徳館は一昨年の5分の1以下の6096人だった。

 同協会の調査対象外だが、3月にオープンした南国市の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」には4152人が来場。こちらも「県内の家族連れが多い印象」という。

 同協会は「高速道路の下り線SAに置いた臨時観光案内所の利用者も激減した。県外からの入りが減ったのは明らか」と分析。道の駅関係者からも「(関西など)遠方のお客さんは、県外に行ったことを伏せたいのかお土産をほとんど買わなかった。客単価が大きく下がった」という声が聞かれた。

 一方で、屋外レジャーは人気だった。

 吾川郡いの町の吾北総合支所によると、「にこ淵」には県外客も多数訪れ、「3日は駐車場がパンク状態。千台超の車が来て、ほぼ県外ナンバーだった」という。

 高岡郡四万十町の「四万十ジップライン」は、天候に恵まれた5月2~4日は1日の定員約160人が連日埋まる人気ぶり。「県外客が7割くらい。東京や大阪からも来ていた」という。

 吾川郡いの町の波川公園も県内のバーベキュー客らでにぎわい、「隙間がないほど、テントで埋め尽くされていた」と、水辺の駅「仁淀川にこにこ館」のスタッフ。アウトドアメーカーが手掛ける高岡郡越知町のキャンプ施設も連日ほぼ埋まっており、「コロナの影響はあまりなかった」と話していた。(高知新聞取材班)

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