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2021.05.07 08:32

高知市のセブンデイズホテル、おしゃれ菓子缶が人気 客室と同じ版画家・松林誠さんの作品

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版画をプリントした菓子缶を見せる松林誠さん(右)と、川上圭介社長 =高知市はりまや町2丁目

 高知市はりまや町2丁目の「セブンデイズホテル」(川上圭介社長)がオリジナルのチョコやマシュマロの販売を始めた。高知市の版画家、松林誠さん(59)がデザインを手掛けた缶に詰めており人気を呼んでいる。

 「セブンデイズホテルプラス」は2003年オープン。客室ごとに異なる松林さんの版画を展示し、デザイン性の高さで人気を集めている。

 だが、新型コロナウイルス禍で宿泊客が激減。今年4月から小夏やトマト、天日塩に茶葉といった県産食材を、松林さんがデザインしたユニークな段ボール箱に詰めて販売する取り組みを始めた。この時、イラストをプリントしたチョコと菓子用の缶も作ったところ、これが好評。「80室全ての版画を使って作ろう」となった。

 缶はまず6種のデザインで制作。無邪気なタッチの版画が転写されており、マシュマロやチョコ、クッキーが入っている。

 購入者からは「かわいい」「捨てられない」といった声が届いており、川上社長は「改めてデザインの力を感じている。いつか缶と同じ版画がある部屋に泊まりに来て」とPR。松林さんも「高知を好きになってほしいとデザインしたもの。大変な時に、お役に立ててうれしい」と話している。

 菓子の詰め合わせは2缶3800円、4缶7600円(いずれも税込み)。同ホテルや、ホテル通販サイトで販売している。(村瀬佐保)

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