2021.05.07 08:32
高知市のセブンデイズホテル、おしゃれ菓子缶が人気 客室と同じ版画家・松林誠さんの作品
「セブンデイズホテルプラス」は2003年オープン。客室ごとに異なる松林さんの版画を展示し、デザイン性の高さで人気を集めている。
だが、新型コロナウイルス禍で宿泊客が激減。今年4月から小夏やトマト、天日塩に茶葉といった県産食材を、松林さんがデザインしたユニークな段ボール箱に詰めて販売する取り組みを始めた。この時、イラストをプリントしたチョコと菓子用の缶も作ったところ、これが好評。「80室全ての版画を使って作ろう」となった。
缶はまず6種のデザインで制作。無邪気なタッチの版画が転写されており、マシュマロやチョコ、クッキーが入っている。
購入者からは「かわいい」「捨てられない」といった声が届いており、川上社長は「改めてデザインの力を感じている。いつか缶と同じ版画がある部屋に泊まりに来て」とPR。松林さんも「高知を好きになってほしいとデザインしたもの。大変な時に、お役に立ててうれしい」と話している。
菓子の詰め合わせは2缶3800円、4缶7600円(いずれも税込み)。同ホテルや、ホテル通販サイトで販売している。(村瀬佐保)