2024年 04月26日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2021.05.05 08:55

〈こどもの日SP〉F1、サーフィン、バイク 高知の空に個性派フラフはためく

SHARE

笹岡誠さん=左=が大好きなアイルトン・セナをイメージしたフラフ。長男の成那ちゃん=左から2人目=もお気に入り(香南市野市町西野)

 青空にフラフはためく「こどもの日」―。こいのぼりと共に端午の節句を彩る風物詩、フラフが県内の空に翻っている。多くは武者や昔話のヒーローをあしらった伝統的な絵柄だが、個性がキラリと光る特注品も見られ、道行く人の目を楽しませている。
 
 香南市野市町西野にはためくのは「音速の貴公子」と呼ばれたF1ドライバー、故アイルトン・セナのフラフ。黄金期を築いたマクラーレン・ホンダのマシンを駆り、桃太郎がチェッカーフラッグを振るう、遊び心豊かなデザインだ。

 注文した笹岡誠さん(37)は、長男(1)に「成那(せな)」と名付けるほどの大ファン。「世界に一つだけのフラフで、息子の一生の思い出に」と特注した。背景もセナの母国、ブラジル国旗のカラーにするこだわりだ。

 「勝ちにこだわる執着、本気でレースに臨む姿が大好き。見た目もカッコいい」と笹岡さん。お子さんもいずれレーサーに? 「いえ、元気に育ってくれたらそれが一番」。そう言って目を細めた。

大空の海原でサーフィン(南国市篠原)

 南国市篠原の住宅地で風に舞うのは、サーフィンを楽しむ金太郎のフラフ。サーフィン好きの池本俊彦さん(30)が7カ月の長男、早玖(さく)ちゃんの初節句に用意した。

 俊彦さんの母、泰世さん(60)によると、俊彦さんの時は伝統の「コイ抱き」だったが、俊彦さんは「自分の子にはサーフィン」と決めていたそう。4月24日に揚げて以降、近所の注目の的で、カメラに収める人もちらほらいるのだとか。

桃太郎はバイクで鬼退治!?(南国市廿枝)

 同市の西島園芸団地では、大型バイクのフラフ2枚が異彩を放つ。1枚は桃太郎、もう1枚は上杉謙信がバイクにまたがり、大空をツーリングしているかのように風になびいていた。

 デザインは違っても、たくましく勇ましい今昔のヒーローを描いているのは同じ。英雄にあやかってわが子の健やかな成長を願う親心は、いつの時代も変わらない。(小笠原舞香、横田宰成)

高知のニュース 南国市 香南市

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月