2021.05.02 08:27
ちいきのおと(18)本宮町(高知市)もうすぐ100歳 旭西部公民館
元取水所を活用 おしゃれな「町の文化遺産」
今も現役で活用されている、大正時代のしゃれた建造物がある。かつて市の取水所として生まれた、旭西部公民館。子どもから高齢者まで、幅広い世代が利用している。
建築は1925(大正14)年。高さ3メートルほどの石垣の上に立つ、鉄筋コンクリート製の平屋(81平方メートル)だ。
当時の玄関口の上には、石彫りの「高知市水道取水所」の文字がうっすらと見える。外壁のタイルはあちこちはがれ落ち、時間の流れを感じさせる。内部には、ゆるやかなアールを描いた柱や、木製の窓枠が残されている。…