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2021.04.25 08:39

高知市・桂浜の堤防を釣り場にしよう!官民が調査、課題や観光施設との連携探る

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釣り開放の候補となっている桂浜堤防。調査でタコなどが釣れた(24日午後)


 国土交通省の「釣り文化振興モデル港」となっている高知市の浦戸湾口周辺で24日、堤防を釣り場として活用するための調査が行われた。行政や釣り団体の関係者ら約30人がさおを出し、安全面の課題や周辺の観光施設との連携策などを探った。

 同省は防災目的の防波堤などを地域振興に役立てるため、昨年8月までに全国の16港をモデル港に指定した。浦戸湾口周辺は四国唯一の指定で、県市や日本釣振興会県支部などでつくる協議会が活用方法を検討している。

 調査したのは桂浜公園駐車場から東へ延びる長さ737メートルの防波堤。立ち入り禁止区域だが、同省高知港湾・空港整備事務所の業務艇が待機するなどの安全対策をとり、特別な許可を得て実施した。

 桂浜や浦戸大橋をバックに、参加者は「気持ちいい。子どもに戻った気分」と、さびき釣りやルアー釣りに挑戦。タコが釣れて歓声が上がったほか、カサゴやフグの仲間などがぽつりぽつりと上がった。

 「柵があればもっと安心」「堤防の幅が広くて快適」などの声が聞かれたほか、桂浜水族館のスタッフは「ここで釣れた魚を展示するコーナーを館につくったら面白そう」と連携策のアイデアを膨らませていた。

 同防波堤は2021年度から津波に備えた複数年の補強工事が始まる。同協議会は工事の進捗(しんちょく)に合わせて、開放の可否や必要な設備などの検討を進める。(八田大輔)

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