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2021.04.17 08:39

親子2代で聖火ランナー 高知市の野村さん、喜び胸に万全の準備

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「体調管理をしっかりせないかんぞ」。1964年当時のトーチを手に野村健児さん=右=に言葉を掛ける父親の裕さん(高知市内)

4/20に県内最終区間
 東京五輪の聖火リレーで20日、県内最終区間の高知市街地を野村健児さん(44)=同市福井扇町=が走る。父親の裕(ゆたか)さん(73)=安芸市井ノ口甲=は57年前の東京五輪の聖火ランナー。健児さんは親子2代にわたって走れる喜びを胸に、「新型コロナウイルスの収束を祈って走る」と意気込んでいる。

 1964年9月16日、安芸高校の陸上部員だった裕さんは安芸市の中心部を走った。

 快晴。沿道には「同級生や小中学生、近所のおんちゃん、おばちゃんらがぎっしりおった」。たくさんの拍手と声援の中、旧安芸信用金庫前に来ると、万国旗が飾られ、大量の五色の紙吹雪が舞った。裕さんの父親らが仕掛けたサプライズ。忘れられない思い出になった。

 「日の丸を付けて走った。その名誉を汚すようなことはしちゃいかん、と思いましたなあ」。後に安芸市役所に勤め、1男1女を育て上げた。

 健児さんは、そんな父の体験を聞いて育った。…

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