2021.04.16 08:55
元高校新聞部員たち、よさこいチーム結成 高知の学生ら総文「リベンジ」呼び掛け
総文は毎年、全国の高校生約2万人が開催地に集まり、発表や交流を行う〝文化部のインターハイ〟。新聞部門は全国から集まった部員がチームで現地を取材し、「交流新聞」を共同で作るのが恒例になっている。こうち総文でも、約300人が高知市の日曜市などを取材する予定だったが、その機会を新型コロナに奪われた。
当時、追手前高生で新聞部門の実行委員長を務めた瀧下一平さん(18)=高知大=は「取材を通じ、県外の高校生にも高知の魅力を知ってもらいたかった」と、今も悔しさを隠せない。くすぶる思いを発散しようと、小津高や高知農業高の新聞部の仲間と企画したのが、よさこいチームの立ち上げだった。
踊り子は、高知に来る予定だった新聞部員やその家族、顧問らを考えており、メールで呼び掛けた。すでに北海道や静岡県など約20人が参加の意向を示しているという。
衣装や地方車のデザインなどは、県内の元新聞部員が中心になって考える予定。曲作りはこれからだが、振り付けはインストラクターの田村千賀さんの快諾を得ており、動画を基に各自が練習し、本番前日に全体練習を行うという。
瀧下さんらは「2年越しのリベンジ。とにかく思いっきり楽しみます」「よさこいで一緒に汗を流し、交流の証しを残したい!」と意気込んでいる。(福井里実)