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2021.04.12 08:35

嶺北高校の寮完成 塾併設で28人入居 高知・本山町

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嶺北高から徒歩5分の「れいほく教育魅力化・交流支援センター」(写真はいずれも本山町本山)

 嶺北高校の寮や公営塾を兼ねた複合施設「れいほく教育魅力化・交流支援センター」がこのほど、高知県長岡郡本山町内に完成した。同町と土佐郡土佐町でつくる一般社団法人れいほく未来創造協議会が運営。同協議会の細川博司理事長(本山町長)は「生徒が生き生きと学び活動できる場にしたい」と話している。

 同校は2018年以降、進学者を増やそうと探究学習推進や無料公設塾の設置、カヌー部強化などの魅力化プロジェクトを展開している。嶺北地域外の生徒も積極的に募集することで、18年度に17人だった入学者が、21年度は32人に増えた。

 寮への需要が高まる中、これまで両町に点在していた寮や公営塾を同校から徒歩約5分の同センターに集約した。木造2階建て(延べ床面積666平方メートル)で、総事業費は約3億円。国(約1億円)や県(約4500万円)の交付金を活用した。

地元産材がふんだんに使われた施設でくつろぐ寮生

 1階は朝夕食を提供する食堂のほか、浴室や公営塾。2階は居室で、2、4人部屋計12室や団らんスペースがある。最大32人が入居可能で、本年度は1~3年の男女28人が入る。

 10日には、両町や県の関係者約20人が出席して開所式が行われた。寮長を務める2年の佐藤皓太郎さん(16)は「生徒皆の対話を欠かさず、施設を有効活用したい。地域の方と交流する催しも企画したい」と目を輝かせていた。(竹内将史)

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