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2021.04.11 08:50

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第二部 流通(11)闇業者がもうけるだけ

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出荷前の親ウナギ。取引価格は値上がりの一途だ(高知県内)

 宮崎県で養鰻(ようまん)業を営む中村宗生さん(84)は5年ほど前、高知県を訪れた。10人近くの高知の同業者が集まった夜の宴席。こんな抗議を受けたという。

 「そんなに高く魚(シラスウナギ)を買ったら、もうからんでしょ? 宮崎の人たちが高く買うから、どんどん値が上がるがですよっ」

 高知市内の量販店で売られる国産ウナギのかば焼きは、十数年前までは1匹千円以下だった。それが昨年は3千円近くまで値上がりした。

 九州勢の高買いも含め、全国的なシラスの奪い合いで値が上がり、一部の業者は巨額のもうけを手にしている。その分、消費者にしわ寄せが来ているのではないか―。…

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