【動画】四国の空米軍機急増(上)飛行激化、西部で異変

2021.04.07 08:28

【動画】四国の空米軍機急増(上)飛行激化、西部で異変

高知新聞社

香美市香北町美良布の上空を飛ぶ米軍輸送機とみられる機体（３月２４日午前９時２０分すぎ＝読者提供）

　一昨年から高知県や愛媛県など四国上空で米軍機の目撃情報が増え、目撃地点にも変化が表れている。低空や夜間の飛行で不安にさらされる住民。それをよそに、わが物顔で四国の空を飛び回る米軍機。急増の現状と背景を探った。

　□　
　「グオォォーン」

　３月２４日午前９時２０分すぎ、香美市香北町美良布の国道１９５号。車で西進していた同市物部町仙頭の坂本由美さん（４７）の目に、前方から向かってくる機体が飛び込んできた。

　「あれ何やろ？」。アンパンマンミュージアムがある町の上を、ごう音を上げながら東へ。機影はみるみる大きくなり、電線越しに四つのプロペラがはっきり見えた。目を疑うほどに低かった。

　「普通の飛行機はこんな低さで絶対に飛ばない」。米軍機だと直感し、国道沿いに去っていく機影をスマートフォンで撮影した。

　同９時２４分、１０キロほど離れた同市物部支所にある騒音測定器は７５・７デシベルを記録。高速道路走行中の車内と同程度のうるささだった。

　その１６分前には、…

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