2024年 03月29日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知龍馬マラソン2024写真販売
高知新聞PLUSの活用法

2021.04.07 08:34

四万十川でアオサノリ収穫最盛期 希少な美味...5月上旬まで

SHARE

アオサノリをへらで収穫していく(写真はいずれも四万十市下田=島本正人撮影)

 四万十市下田の四万十川河口付近で養殖されているアオサノリが、収穫最盛期を迎えている。川漁師は潮の満ち引きを見ながら川へ入り、養殖網からノリをこそぎ落とす「ジャッ、ジャッ」という音が響く。5月上旬まで続く見込み。

干潮時の養殖場は、緑のじゅうたんが広がっているよう


 四万十川下流漁協によると、1990年代には年間約30トンが採れていたが、収穫量は年々減少している。昨年は約4トンにとどまっており、同漁協の代表理事、山崎明洋さん(37)は「今年は昨年よりも減りそう。厳しい状況」。

 同市竹島の山崎清実さん(49)は今月初め、干潮と満潮のほぼ中間の時刻、午前6時から作業開始。竹島川との合流点周辺に広がる養殖場で腰まで水に漬かり、へらを素早く振ってアオサノリを集めていった。

 清実さんは「生のノリは、今の時季が一番おいしい。干しシイタケや生節と合わせてつくだ煮にしても良いけん、ぜひ味わってほしい」と話していた。(河本真澄)

高知のニュース 四万十市 水産・漁業 四万十川

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月