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2021.04.06 08:29

緻密さ、遊び心で癒やしを 高知市で「ホキ美術館名品展」「MINIATURE LIFE展」

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島村信之〈籐寝椅子〉

県立美術館 来月9日まで
 緻密さに驚き、遊び心に癒やされ―。高知新聞社とRKC高知放送は、高知県初となる「ホキ美術館名品展」と「MINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界~」を高知市の県立美術館で開催中です。魅力いっぱいの二つの展覧会に出掛けてみませんか。

三重野慶〈ひかりのはなし〉

 ホキ美術館は、日本初の写実絵画専門美術館として、2010年に千葉市にオープン。同館の収蔵品からえりすぐりの作品を集めた展覧会は、国内にとどまらず海外からの関心も高く、驚きと感動の絵画展として話題になりました。

藤原秀一〈萩と猫〉

 今回は64点を展示。実物と見まがうほど細密に描かれた作品群からは、実物以上のリアリティーが感じられます。

 長い時間をかけ、技術の限りを尽くして丹念に筆を重ねた作品と出合う感動は、会場に足を運ばなければ得られない醍醐味(だいごみ)です。作家が込めた思いも感じ取れるのではないでしょうか。

 ■  ■

「新パン線」@Tatsuya Tanaka 

 ミニチュア展では、普段は何げなく目にしている物が、別の物に見立てられた作品を紹介。田中氏はミニチュア写真家・見立て作家で、10年前から休むことなく、インターネット上で作品を発表しています。

 本は読む物、服は着る物、野菜は食べる物―。そんな常識や固定観念を、視点を変えて別の物に見立てる面白さ、遊び心。タイトルと作品を見比べ、思わずクスッとなること請け合いです。

 会場内は撮影可能で、ミニチュアの世界に入り込んだ気分になれるフォトスポットもあります。

 ■  ■

 いずれの展覧会も5月9日(日)まで。混雑を避けるため、平日の鑑賞もお勧めです。問い合わせは高知新聞企業事業部(088・825・4328=平日午前9時半~午後5時半)へ。(高知新聞企業事業部)


【入場料(当日料金)】
 ▽「ホキ美術館名品展」=一般1300円、高校・大学生700円、小・中学生200円、未就学児無料

 ▽「MINIATURE LIFE展」=一般千円、高校生以下600円、未就学児無料

 ※両展覧会とも新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じて開催しています。状況によっては入場を制限する場合がありますので、詳しくは高知新聞企業ホームページをご覧ください。

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