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2021.04.02 08:40

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第二部 流通(3)県またげば違法が合法

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徳島県のシラス漁は4月15日まで。漁期の違いが密漁者らの利益を生む(同県阿南市の那賀川)


 高知県のシラスウナギの漁期は例年、12月上旬から3月中旬までだが、シラスは4月以降も県沿岸に接近し、遡上を続ける。

 漁期が終わった後に密漁したシラスは、誰が買うのか。県内の密漁経験者に聞いてみた。

 ■ 

 「最近は取り締まりが厳しい。密漁はもうやらん。でも、だいぶもうけさせてもろたで」。そう話す50代男性の本業は農業。日焼けした肌に無精髭(ひげ)。爪の間には畑の土が残る。

 数年前までシラスの密漁を繰り返し、県外に転売していた。友人と5人ほどでグループを組み、漁期終了後も夜中に浜へ。取り締まりの影を感じることはなかったといい、多い年には1カ月で300万円を荒稼ぎした。…

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