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2021.04.02 08:32

第1回よさこい祭りの鳴子を展示 高知市の交流館で企画展5/25まで

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第1回のよさこい祭りで使われた安芸弥太郎さん作の鳴子=手前=と、保管していた長男の真一さん(高知市の高知よさこい情報交流館)

歴史振り返る130本ずらり
 よさこい祭りで使われる鳴子の歴史を振り返る企画展「いろんな鳴子展」が1日、高知市はりまや町1丁目の高知よさこい情報交流館で始まった。1954年の第1回で使われた鳴子など約130本が展示されている。5月25日まで。

 第1回の鳴子は、高知市の漆器商、安芸弥太郎さん=故人=が制作した。現在主流の鳴子より一回り大きく、胴体上部の角が面取りされ、漆塗りの朱色の胴体に黒色のばちが付いている。安芸さんの長男、真一さん(85)が自宅の仏壇の奥で見つけ、保管していたという。

 会場にはこのほか、現在までに生み出された多様な色や形状の鳴子がずらり。サクラやケヤキなど、異なる木材で作られた鳴子の鳴らし比べができるコーナーもある。

 真一さんは「父は朝4時から日暮れまで一人で屋根裏にこもって鳴子を作っていた。漆器商の意地がこもった色と形を多くの人に見ていただきたい」と話している。入場無料。(竹内悠理菜)

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