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2021.03.30 08:39

高知県初の官民連携こども園 四万十市が設置・運営協力

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4月に開園する官民連携の認定こども園「ひかりこども園」(四万十市中村東町1丁目)

 官民連携で設置、運営する高知県内初の認定こども園「ひかりこども園」が4月1日、四万十市中村東町1丁目で開園する。市は、施設を経営する社会福祉法人ひかり会(青木浩理事長)との協定を結び、保護者を含めた三者協議会などを通して円滑な運営に協力する。

 四万十市では、年度途中に発生する待機児童の受け入れや、保護者が要望する休日保育などが課題となっており、JT中村営業所跡地への保育施設設置を計画していた市は、公設と比べて柔軟に対応できる官民連携型の施設を検討。2019年に公募型プロポーザルを行い、唯一応募したひかり会が選ばれた。

 両者は昨年3月、設置と運営に関する協定を締結。準備期間1年と開園後5年の約6年間は市が土地を無償貸与し、安定的な運営のため、定期的に三者協議会を開くとした。協議会は昨春以降3回開かれ、送迎時のルールなどを決めている。

 ひかりこども園は0~5歳児が対象で定員165人。今春は106人が入所する。3月20日に完成した施設は鉄骨2階建てで、敷地面積は4592平方メートル。総事業費は4億1760万円で、国や県、市からの補助金を約2億7千万円充当する。

 28日、職員や関係者約60人が出席して開所式を開催。中平正宏市長は「民間、公設それぞれの良さが一緒になった園で、より良い保育を届ける」、青木理事長は「環境を最大限に生かして子どもたちを支えたい」と述べた。(今川彩香)

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