2021.03.29 08:38

75歳以上のサッカーチーム「KIJU」誕生 四国初、高知昭和OB会

試合形式の練習に取り組む75歳以上のメンバーたち(高知市長浜)
試合形式の練習に取り組む75歳以上のメンバーたち(高知市長浜)
「体の動く限りは…」
 高知市のシニアサッカークラブ「高知昭和OB会」に、75歳以上のチームが四国で初めて誕生した。チーム名は「KIJU」(喜寿=77歳)。超ベテラン選手の増加や体力差に配慮して創設したもので、15人のメンバーは「体が動く限り大好きなサッカーを仲間と一緒に続けたい」と意気込んでいる。

 昭和OB会は60歳以上の選手によるサッカークラブで、メンバーは現在約70人(60~89歳)。シニア全国大会に14年連続で出場している。

 これまで75歳以上の選手は、「60歳以上」や「70歳以上」の部で大会に参加してきたが、年齢を重ねると体力面での差が大きくなり、勝敗のかかる試合ではどうしても出場機会が減っていた。

 このため、「長く続けるためには活躍の機会を保ち、モチベーションを維持していくことが大切」と、「KIJU」を創設した。

 メンバーの中には、学生時代に県内強豪校で活躍した往年の名選手も。中学や高校の教員として長年後進を指導してきた人もいる。

 練習は週2回、各2時間。ボールを使った体幹トレーニングや長短のパス交換など基礎を約30分みっちり。水分休憩の時間となっても、10人ほどは「わしゃ水いらん」とボールタッチの練習に励む。

 試合形式の練習は、「ナイスパス」「かまんかまん次がある!」と和やか。20分ほどして「休憩しようか」との声が上がり始めた時、「あれ、○○さんは?」。ベンチを見ると、「だれたき、休みゆう」と一足先に休憩に入っていた。「70歳を回ったら、みんなマイペースよ」。メンバーに笑みが広がった。

 最年長は89歳の沢本平さん=南国市片山。「そらサッカーが好きじゃきに続けよらあ。友達を大切にするいい人ばかり。体力が落ちるのはどうすることもできんけど、自分のベストを尽くしてみんなあで楽しくやれたらいい」と汗を拭った。(深田恵衣)

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