2021.03.29 08:42
「ワオキツネザルのしっぽみたいなパン」 のいち動物公園30周年
高知県立のいち動物公園(香南市野市町大谷)が今秋、開園30周年を迎えるのに合わせ、パン製造販売の高知ヤマザキ(高知市大津乙)が4月1日から年末まで、のいち動物公園で飼育する動物にちなんだ菓子パン4商品を2カ月おきに発売する。第1弾は「ワオキツネザルのしっぽみたいなパン」。高知ヤマザキは「新型コロナウイルス禍に節目を迎える園を応援したい」としている。
のいち動物公園は1991年11月に開園。自然の生息環境を再現した展示が特徴で、旅行サイトの動物園全国ランキングでトップになるなど、ここ数年、注目度が増している。
山崎製パン(東京)の子会社である高知ヤマザキは近年、地元企業などと連携した商品開発を強化。食品会社以外とのコラボは珍しいが、「中四国に広がる販売網で節目の園を応援したい」と考えた。
第1弾は、ふわふわ生地にカスタードクリームを入れた、ワオキツネザルのしま模様のしっぽを模した長さ28センチのパン。月2万個程度の生産を見込み、希望小売価格は113円(税込み)。
商品は中四国の量販店で販売され、1個売れるごとにのいち動物公園へ3円寄付される。6月発売分はハシビロコウをモチーフにする予定で、園の広報担当者は「(年末まで)どんな商品が出るのか楽しみ。30周年に思いがけない応援です」と感謝している。(新田祐也)