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2021.03.16 08:39

デジタルPlus 緑の衝撃「ししとう家族」

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十市小学校を訪ね、6年生と触れ合う母シシトミドリ (2020年11月、南国市緑ケ丘1丁目)

三原村PRへ必死に活動 Plusで応援中
 てかてかと妖しくまぶしい体にリアルなシシトウ頭…。ウェブサイト「高知新聞Plus」に時折現れる緑色の人といえば? そう、ご存じ幡多郡三原村非公認のご当地キャラ「ししとう家族」だ。村のPRに奔走中と言いたいけれど、その異形のルックスからか、活動は超低空飛行中。それでもめげずに「村の知名度を上げるためには何でもする」と頑張る姿を、Plusでは動画を交えてお届けしています。

 ししとう家族とPlusスタッフの出会いは、移動高知新聞「ふれあい高新in三原村」が開かれた2019年10月。村で生産されるシシトウのハウスを訪れた時、生い茂る葉っぱの間から顔を出し、こちらを見てきた。

大阪の繁華街で三原村をPR(2019年12月)

 県西南部、人口約1500人の小さな村をPRするため、17年に生まれた家族。ちまたをにぎわす、ゆるキャラブームにあえて背を向けて「キモいけど笑える」路線を狙った。が、シシトウそのまんまというリアルな姿は、園児に泣かれ、大人に引かれ、裏目に出続けている。誕生から4年がたつが、村も公認には踏み切っていない。

 ただ、思わぬ追い風が吹いたことも、あるにはある。19年12月のこと、大スター「KinKi Kids」の堂本剛さんが、自らのラジオ番組で「めっちゃ好きやわぁ。めっちゃシュールっていうか」と“絶賛”。会員制交流サイト(SNS)で家族への応援が飛び交い、盛り上がりを見せた。

 ところが、なぜかオファーは増えない。ツイッターのフォロワーも、「しんじょう君」の12万超に比べ、家族は430余り(3月11日現在)。千載一遇の上昇気流をつかみ損ねてしまった。

 昨年は、ただでさえ少ない村内などの出演イベントも新型コロナウイルスの影響でさらに減った。けれど、シシトウ頭の中に諦めの文字はない。

マスク姿で浜田知事を表敬訪問(2020年8月、高知県庁)

 8月には村産品の通販サイト「ししとう家族商店」立ち上げを浜田省司知事に報告するなど、あの手この手で知名度向上を模索。先日は、南国市の十市小学校6年生との「シシトウ料理3本勝負」で全敗を喫したが、村のアピールはきっちり果たした。

 泣かれても、引かれても決して手を緩めないししとう家族。これからも応援せずにはいられない。

 興味を持たれた方は、高知新聞Plusで「ししとう家族」の記事を検索してみてください。(飯野浩和)

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