2021.03.09 08:39

香り高いゆず酢...北川村伝統の田舎ずし継承へ 3/13販売

初披露を13日に控え、五目ずしの腕を磨く浜渦真琴さん(左端)と軽部菜美子さん(右端)=北川村総合保健福祉センター
初披露を13日に控え、五目ずしの腕を磨く浜渦真琴さん(左端)と軽部菜美子さん(右端)=北川村総合保健福祉センター
女性有志奮闘
 高知県安芸郡北川村で、種から育てた実生ユズの果汁を使ったすしの継承に励む女性たちがいる。「経験を積んで伝統の味を伝えていく」と勉強会や自主練習会を開催。13日のイベント「ひがしこうち満喫祭」で初めて五目ずしを販売する。

 ゆず酢を使う北川村の田舎ずしや五目ずしは香り高く、酸っぱすぎない味が特徴だ。2006年には、地元の主婦らがすしを売り出そうと「ゆずサンサングループ」を結成。村内のイベントや観光施設で田舎ずしを作ってきたものの、高齢化で10年ほどで解散した。

 「村の誇りを絶やしてはいけない」と、北川村観光協会が伝承プロジェクトを立ち上げた。地元女性らに声を掛けたところ、4人が参加。「サンサングループ」で主力メンバーだった中野和美さん(82)=小島=の指導の下、昨秋から腕を磨いてきた。

 5日は、北川村総合保健福祉センターで自主練習会を開き、五目ずしを作った。レシピ通りに作っても具材の状態で味が変わるとあって皆、真剣。「私たちシイタケに翻弄(ほんろう)されているよね」と冗談も言い合いながら、味を調整していた。

 神奈川県から昨春移住した軽部菜美子さん(38)は「ゆず酢のおいしさに感動した。先輩たちの味に少しでも近づきたい」。浜渦真琴さん(47)は「村に嫁いで次の世代に発信したいと考えた。若さ、わんぱくさ、私たちらしさを大事に、一生懸命作りたい」と話している。

 グループは13日に開かれる「ひがしこうち満喫祭」のサブ会場となっているモネの庭(野友甲)で〝デビュー〟。「サンサングループ」元メンバーとブースを並べ、試行錯誤して作り上げた五目ずしを味わってもらう。(北原省吾)

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