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2021.03.07 08:38

春の花火380発、コロナ下の子どもを元気に 高知市・潮江南の住民が打ち上げ

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子どもたちが見守る中、380発の花火が上がった(高知市高見町の潮江南小)

 新型コロナウイルス下の子どもたちを元気づけようと6日、高知市の潮江南地区の住民が花火を打ち上げた。夜空を約380発が彩り、子どもたちは「すごい!」「たまやー、かぎやー」と盛り上がった。

 同地区では毎年、潮江南小で夏祭りを開催。ナイアガラ花火で締めているが、昨夏は新型コロナの影響で祭り自体が中止された。

 今回、「子どもたちが目に見える形で景気付けを」と、地区住民や同校の保護者ら約40人が花火大会を企画。クラウドファンディングや住民の寄付で、打ち上げ費用の300万円を集めた。

 この日、同校グラウンドに小学生ら150人が集合。午後8時から10分間、赤や青、紫などのカラフルな花火が打ち上がるたびに、大きな歓声を上げていた。6年の中野陽(はる)さん(11)は「最後の花火がすごかった。良い思い出ができた」と喜んでいた。

 主催団体の一つ、潮江南地域連合会の富永栄司会長(45)は「地域の協力があって実現できた。コロナのうっぷんを晴らし、ここからいいスタートを切ってほしい」と話していた。(河本真澄)

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