2021.03.03 08:15
第35回地場産業大賞 入賞団体 製品・活動紹介(上)
第35回高知県地場産業大賞(県産業振興センター主催)で受賞した20団体の製品、活動を上下2回で紹介します。(竹内悠理菜)
【地場産業大賞】
さらふあマスク、とりかえシート(金星製紙、高知市)
直径5マイクロメートルの樹脂繊維を特許技術で不織布に加工し、滑らかな肌触りのマスクに。新型コロナウイルス下のマスク不足ではマスク用シートを全国に先駆けて製品化し、感染防止に一役買った。
【産業振興計画賞】
ミョウガパックトレー自動箱詰め装置(凸版印刷、南国市)
0.5秒に1パックのスピードで箱詰め可能に。従来は4人かかる作業に1人で対応でき、高齢化と人手不足の解消が期待される。
【地場産業賞】
集落活動センター汗見川とのコラボ商品と地産外商(さめうらフーズ、本山町)
汗見川地域で昔から育てられているシソをジュース、アイスに加工して全国で販売。住民の生きがいと収入を生み出した。
【地場産業賞】
農業用ハウス統合環境制御システム「アネシスQ 2600」(イチカワ、香南市)
日射や温度、湿度、風向きなどを計測し、換気窓や加湿器を自動で制御。農産物の収量アップと品質向上、省力化に貢献する。
【地場産業賞】
通販サイト「高知かわうそ市場」(パンクチュアル、須崎市)=新型コロナ対策特別賞
ゆるキャラ「しんじょう君」の発信力を生かし特産品を販売。新型コロナ禍で出荷先を失ったカンパチやマダイの売り先を確保した。
【地場産業賞】
墨ハンドル・藍ハンドル(ミロクテクノウッド、南国市)
スポーツ車に似合う純木製ハンドルを目指し、墨や藍を使って独特の黒を実現。レクサス特別仕様車に採用された。