「大正浪漫ひなまつり」のひな人形と、設置した四万十高校生（四万十町大正）

大正の街にひな飾り
　高知県高岡郡四万十町大正地域中心部の商店などに多数のひな人形が展示される「大正浪漫（ろまん）ひなまつり」が、３月３～３１日に開かれる。高知県と愛媛県の四万十川流域７市町で開催中の「四万十街道ひなまつり」の一環。

　ひなまつりは四万十町商工会などでつくる実行委が２０１９年に開催。四万十町大正の「きらら大正」に約８００体が並ぶひな壇が設置された。昨年は店舗や住宅などに飾られたひな人形を見て回る形で計画したが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、同様の形で今回開催することにした。

　大正商店街の飲食店や鮮魚店、呉服店など３５カ所が協力。四万十高校１、２年の有志約１５人もＪＲ土佐大正駅など４カ所で飾り付けた。２年の近藤文弥さん（１７）は「ひな人形は長い歴史のあるもの。懐かしく感じてもらえたらうれしい」と話していた。

　問い合わせは四万十町商工会大正支所（０８８０・２７・０２３８）へ。着物の貸し出し、着付け体験もあり、にしもり美容室（０８８０・２７・０３３６）に予約を。（井上太郎）