2021.02.27 08:42

沖の島小児童が魚図鑑を制作 黒潮生物研究所がサポート

完成した図鑑のページを並べる沖の島小学校の児童(宿毛市沖の島町母島の同校)
完成した図鑑のページを並べる沖の島小学校の児童(宿毛市沖の島町母島の同校)
こども生き物図鑑 釣って調べた力作
 高知県宿毛市の沖の島小学校2年生、4年生の計4人がこのほど、島の周囲で見ることができる魚たちの図鑑を作製した。自分たちで釣った魚を写真に撮り、名前や特徴を調べてまとめた力作。
 
 昨年夏、公益財団法人黒潮生物研究所(幡多郡大月町)の研究員らが沖の島小学校で授業したことを縁に交流を深め、一緒に魚図鑑を作ることに。児童は昨年11~12月、総合的な学習の授業や休日などに港の堤防で釣りに励み、魚の写真を撮りためた。
 
 児童は2月上旬、沖の島小学校を訪れた黒潮生物研究所の小枝圭太さん(35)らの協力で100枚近い写真を同じ仲間だと思われるものに分け、図鑑で確認。正式名称や地元での呼称、釣った場所などのほか、島でよく釣れるかどうかを基準にした“レア度”を星の数で表現した。
 
 最終的には、カサゴやイサギといったなじみ深い魚から、リュウキュウイタチウオの一種などの珍しい魚まで計31種を収録。「みそ汁にするとおいしい」(ミナミハタンポ)、「水面をジャンプする」(タイワンカマス)などの特徴も記した。
 
 図鑑は黒潮生物研究所のホームページで公開しているほか、コピー版を宿毛市片島の定期船乗り場など、幡多地域の複数箇所に置く予定。2年の増本旺史君(8)は「大変だったけど楽しかった。もっと魚に詳しくなりたい」。4年の増本帆花さん(10)も「こんなにたくさんの種類がいるとは思わなかった。いろんな人に見せたい」と喜んでいた。(新妻亮太)

ページトップへ