2021.02.23 08:35

柏島でメノリ収穫期 大月町

岩場についたメノリを採る島民(写真はいずれも大月町柏島)
岩場についたメノリを採る島民(写真はいずれも大月町柏島)
 幡多郡大月町柏島でメノリ(岩ノリ)の収穫が本格化している。波打ち際では岩をジャッジャとこそいでノリを採る音が響き、島に春の訪れを告げている。
 
集めたメノリはすだれで干す
集めたメノリはすだれで干す
 柏島のメノリ漁は例年、旧正月前に「口開け」と呼ばれる1日限りの解禁日を設定。その後2週間ほどの「口閉じ」(禁漁)を経て「解き放し」と呼ばれる本格解禁を迎える。今年は1月31日に口開け。解き放しは天候の都合で2月20日までずれ込んだ。
 
 島北部の「後ろの浜」では、ウエットスーツや雨具に身を包んだ島民4、5人が採集。時折腰近くまで波が打ち寄せる中、丸くくりぬいた缶の底などで岩の表面をかき、ノリを集めた。毎年採るという71歳の女性は「これが楽しみなが。生きがいよ」。
 
 集めたノリはすだれに広げ、乾かして板ノリに。あぶって食べたり、ご飯に混ぜたりするという。県外出身で初めて口開けに参加した矢中邦子さん(45)は「波が強くて想像以上に怖かった」と笑いつつ「島ならではの味を楽しみたい」と話していた。(新妻亮太)

カテゴリー: 高知のニュース幡多

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