2021.02.21 08:43

土佐鳥瞰紀行(39)鏡ダム(高知市)空を映す水がめ


 穏やかな冬晴れの朝。たっぷりと水を蓄えた湖面は大きな大きな水鏡となり、青い空と白い雲を映していた。

 高知市の水がめ、鏡ダムは1967年に完成した多目的ダム。洪水調整のほか、各種用水供給や発電の機能を担っている。

 高さ47メートル、両岸までの長さ150メートルのえん堤は生活道でもある。畑仕事の軽トラックや学校に急ぐ中学生の自転車が、ダム湖を横目に駆け抜ける。

 えん堤を渡り、ダム湖をほぼ半周して折り返す6キロと4キロのルートは鏡小、中学校のマラソンコース。今年も1月29日に小中合同のマラソン大会が開かれ、住民らが沿道から手を振り、声援を送った。

 ダム周辺には広場や展望所を備えた土佐鏡湖公園が整備されている。春にはソメイヨシノやヤマザクラ約300本が咲き誇る。

 ピーピー、ピピピ…。ヒヨドリやヤマガラが咲き始めた梅の木々を飛び交う。桜のつぼみはまだ固いが、春は近づいている。

 間もなく、湖畔は空の青と雲の白、そして桜色に染まる。(佐藤邦昭)

カテゴリー: 高知のニュース高知中央

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