2021.02.18 08:38

土佐和紙ふんどしで躍動 ダンサー・五十嵐さん、高知で撮影

土佐和紙でつくったふんどしをなびかせ、撮影に挑む五十嵐結也さん。飯野高拓さんは「楮イズモード」と叫びながら撮影する(写真はいずれも仁淀川町の安居渓谷)
土佐和紙でつくったふんどしをなびかせ、撮影に挑む五十嵐結也さん。飯野高拓さんは「楮イズモード」と叫びながら撮影する(写真はいずれも仁淀川町の安居渓谷)
 土佐和紙のふんどし姿で清流を舞う―。舞台などで活躍するダンサー、五十嵐結也さん(33)と写真家の飯野高拓さん(38)が土佐和紙をPRしようと、吾川郡いの町や仁淀川町で撮影を行った。仁淀ブルーをバックに、ふんどし姿で躍動する五十嵐さん。珍妙な組み合わせはばかばかしくも、美しく見え…。

 幼少時から「顔がデカい、手足が短いと言われてきた」という五十嵐さん。劣等感を武器に変えたダンスは切れ味鋭く、CMのオファーが絶えない。

 ふんどしパフォーマンスは5年前、友人の結婚式の余興で披露。この写真を見た飯野さんがインパクトの強さにひかれ、「桜の季節に撮らせて」と頼んだのが、2人の活動「ふんどし日和(びより)」の始まり。

 長いふんどしをはためかせ、桜舞い散る中で踊る写真がネットなどで話題となり、今は農林水産省の都市農業PR企画にも参加。ふんどし姿でカリフラワー畑を疾走したり、牛と戯れたりと、幅広い活動を続けている。

 今回、和紙の魅力を舞台で伝える俳優、浜田あゆみさん(35)=いの町=の招きで、10日に高知入りし、1週間ほど、楮(こうぞ)畑や仁淀川町の安居渓谷などで撮影。普段は赤ふんどしだが、今回は白い土佐和紙の特注品も、きゅっと締めた。

岩場で力強く飛ぶ五十嵐さん
岩場で力強く飛ぶ五十嵐さん
 高く飛び、舞い踊り、ポーズを取る五十嵐さんを飯野さんが活写。ふんどしから伸びる、天女の羽衣のような和紙のベールを風になびかせたり、滝の流れに沿って垂らしたり。熱いパフォーマンスを見守る地域の人たちも、みんな笑顔だ。

 寒空の下、ふんどし一丁の五十嵐さんは「極寒の北海道でも撮った。高知は暖かい」と笑い、「和紙がだんだん肌になじんできた。心地よいかと言われると、そうでもないけど」と、また笑う。

 撮影後もしばらく滞在し、「土佐和紙で従来にないチャレンジができた。これからも、ふんどしで地域を応援したい」と真剣なまなざしで語った。

 カメラを抱えた飯野さんも、納得の作品が撮れた様子。「(新型コロナウイルス禍の)今だからこそ、みんなが元気になる作品を。そんな使命感でやってます」と話した。

 作品は近く、浜田さんのプロジェクト「Washi+」や「ふんどし日和」のインスタグラムで公開する。(村瀬佐保)

カテゴリー: 高知のニュース和紙高知中央高吾北

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