2021.02.19 08:33

児童が釣った魚「メギス」は四国初確認 宿毛市沖の島、黒潮生物研と論文発表

四国で初めてメギスを確認した3人。左から西川璃久人君、小枝圭太さん、増本奏太君(宿毛市沖の島町母島の沖の島小学校)
四国で初めてメギスを確認した3人。左から西川璃久人君、小枝圭太さん、増本奏太君(宿毛市沖の島町母島の沖の島小学校)
 高知県宿毛市の沖の島小学校の児童2人が昨夏、四国初確認のメギスを島で釣り上げていたことが、このほど分かった。幡多郡大月町の公益財団法人黒潮生物研究所の研究員は児童と連名で論文を仕上げ、同研究所の学術誌に掲載している。

 メギスは西太平洋に広く分布。国内では沖縄のサンゴ礁で見られるほか、八丈島や和歌山県でも少数ながら記録がある。沖の島でも釣れたという報告はあったものの、標本を伴う記録はなかった。

 今回は昨年8月、同校2年の西川璃久人君(8)が母島地区の堤防で釣った。「見たことがなかった」ため、出前授業などで交流があった同研究所に写真を送ったところ、メギスと判明。その後、4年の増本奏太君(10)も釣り、標本として同研究所に提供した。

 論文は小枝圭太研究員(34)が執筆し、研究所のオンライン学術誌で発表。毎日のように釣りに行くという児童2人は大喜びで、西川君は「将来は小枝さんみたいに魚に詳しくなりたい」、増本君も「うれしい。新しい魚をもっと見つけて驚かせたい」とにっこり。

 共著者として2人の名を論文に記した小枝さんは「子どもの頃からこんなに豊かな海に囲まれていて、うらやましい。海の生き物が好きという気持ちを伸ばせるよう協力していきたい」と話していた。(新妻亮太)

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