2021.01.31 08:37

須崎中学が長崎へ募金60年 生徒会呼び掛け、総額1400万円超

須崎中生徒会が始めた長崎平和募金(須崎市の同校)
須崎中生徒会が始めた長崎平和募金(須崎市の同校)

 須崎市下分甲の須崎中学校で、毎年生徒会が協力を呼び掛けている長崎平和募金が今年で60回を迎えた。同校の伝統として後輩に受け継ごうと、29日は全校集会で平和学習を行った。

 募金は1961年度にスタート。自ら被爆しながら被爆者治療に尽力した故永井隆博士の著書「この子を残して」に感動した生徒たちが小遣いを持ち寄り、修学旅行先の長崎市で被爆者へのお見舞いとして贈った。以来、同市で日本赤十字社長崎原爆病院を慰問するなど体験学習を続けた。

 修学旅行先は2011年から関西などに変更されたが、募金活動は継続。これまでの募金総額は1400万円を超えている。現在は全額を長崎市に寄付し、平和関連事業や原爆資料の収集・保存・展示に活用されている。

 全校集会では、生徒会執行部が長崎市の映像や歴史の説明を交えながら募金の趣旨を説明。池田美羽会長=2年=が「60回続けてきた先輩たちに感謝している。これを機に原爆の恐ろしさや被爆者の気持ちを知ってほしい」と協力を呼び掛けた。放課後には、生徒らが早速小銭を募金箱に入れていた。

 募金は2月末まで行う。募金箱は須崎市役所や道の駅「かわうその里 すさき」にも設置する予定。(富尾和方)

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