2021.01.20 08:34

タイ出身女性が黒潮町に料理店オープン 自家製ハーブふんだんに

タイ料理店「タワンデーン」の野村アモンラットさん=左=と広さん(黒潮町のタワンデーン)
タイ料理店「タワンデーン」の野村アモンラットさん=左=と広さん(黒潮町のタワンデーン)
 高知県幡多郡黒潮町に昨年末、タイ出身女性が腕を振るう料理店「タワンデーン」がオープンした。四万十市西土佐口屋内出身の夫、野村広さん(61)と黒潮町に移住したアモンラット(通称・ネン)さん(41)。「いろんな人に楽しんでもらいたい」とタイ料理をPRしている。

 タイの日本料理店で働いていたネンさんは15年ほど前、広さんと知り合った。現地での鍼灸(しんきゅう)師指導やクリニック経営に一区切り付けた広さん、娘、息子と共に、2018年に黒潮町佐賀に移住した。

 日本に来てから「辛いものが恋しかった」というネンさん。母国の味を楽しむため、タイ料理に欠かせないという数種類のハーブを育て始めた。自分や家族のために作り始めた料理は、お客さんに提供できるほど上達。「他の人にも食べてもらいたい」と思うようになった。

 出店のため空き店舗を探していたところ、民宿たかはま(黒潮町伊田)を営んでいた夫妻が後継者を探していることを知った。太平洋を一望できる立地が気に入り、民宿も引き継いで料理店を始めることにした。

 昨年12月25日に開店。海に沈む太陽が見えることから、店名はタイ語で夕日という意味のタワンデーンに。屋台飯のガパオライスや鳥の釜飯のカオマンガイ、自家製ソーセージが入った米麺のクイチャップなどを用意している。

 ネンさんは「現地の料理はもっと辛いよ。店で出すのは調整しています。たくさんの人にタイ料理を食べてほしい」と笑顔。広さんも「タイ料理を通じた交流の場になってほしい」と、地元食材を使った商品の開発や料理教室などにも意欲を見せている。

 営業時間は平日午前8時~午後2時、同5~9時(金土日は休憩なし)。宿泊は1人3千円(寝具持参の素泊まり)から。オープン記念として3月末まで、宿泊者にはタワンデーンの食事券2千円分が付く。料理のテイクアウトもできる。問い合わせは野村さん(080・3161・8789)へ。(今川彩香)

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