2021.01.17 08:33

「悪魔の飽食」の記録(10)ブーム頂点でのミス

ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く「続・悪魔の飽食」の巻頭写真35枚のうち20枚は別物だった。「ニセ写真事件」などと新聞雑誌が報じた。森村さんは月刊誌にいきさつを書いて載せた(コラージュ)
「続・悪魔の飽食」の巻頭写真35枚のうち20枚は別物だった。「ニセ写真事件」などと新聞雑誌が報じた。森村さんは月刊誌にいきさつを書いて載せた(コラージュ)

 1981年末に発表された「悪魔の飽食」は社会現象とも呼べる売れ行きとなった。

 1982年1月と3月にテレビの深夜番組が「悪魔の飽食」を紹介したことも大きかった。番組には森村誠一さんと下里正樹さんが出演し、元隊員がスタジオ収録などで証言した。

 「視聴率が跳ね上がった」。下里さんは当時の番組担当者に言われた。本の販売部数は程なく100万部を突破。森村さんと下里さんは機関紙の日曜版に続編を書き始めた。

 「嵐のような毎日になった。森村さんと一緒に受ける取材も増える。外国メディアの取材も殺到。テレビに出たから、見知らぬ人からも声を掛けられる」

 つまずきは、ブームの頂点でやってきた。...

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