2021.01.15 08:38

空から愛でたい!2021新春 高知(4)高知新港沖


長城、重畳、頂上
 軽飛行機は再び高知市へ。高知新港の沖合約500メートルに、ずずずいーっと防波堤が延びていた。
 
 ミニ版の、万里の長城といった趣。敵は来たるべき南海トラフ地震の津波。高知市の防災・減災に県と国が進める「三重防護」事業の一つで、手前に見える防波堤は延長1・1キロもある。
 
 空から見れば細い線のようだが、海面から見れば山のごとき造りとなっている。海底の基礎の上から高さ17メートル、重さ3千トンという巨大な鉄筋コンクリートの塊が重畳と連なり、下部を分厚いコンクリートブロックが覆っている。
 
 つまり長城は、海中の“人工山脈”の頂上部分というわけだ。津波が来るその日を、どっしりと構えて待ち、体を張って、敵のパワーをそぐという。
 
 しっかし。見るからに、魚がたんまりとついてそうだ。大物もいるだろうなあ。現場の担当者に問うと、即座に「危険ですし、管理責任の問題もありまして。残念ながら完成後も、釣りは禁止です」と言い渡された。(報道部・板垣篤志)

カテゴリー: 高知のニュース高知中央

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