2021.01.15 08:37

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第一部 採捕(11)ガサや、動くな!【動画】

密漁グループのアジトになっていたビニールハウス。捜索で大量のシラスが押収された(2019年12月、安芸市土居)
密漁グループのアジトになっていたビニールハウス。捜索で大量のシラスが押収された(2019年12月、安芸市土居)
「トントン、トントントン」

 シラスウナギの禁漁期間だった2019年12月上旬。ナスの産地として知られる安芸市のビニールハウス群で、高知県漁業管理課と県警の捜査員計9人が、一つのハウスから漏れ聞こえる音に耳を澄ませていた。

【動画】仁淀川・シラスウナギの密漁とみられる現場


 時間は午前4時すぎ。辺りは真っ暗で中の様子はうかがえないが、そのハウスには煌々(こうこう)と明かりがともっていた。

 「間違いない。おるぞ」

 密漁捜査が長い高知県漁業管理課職員はピンときた。「トントン」という音に聞き覚えがあった。それは、浜でシラスを選別する際、平たい網に残ったごみを、たらいやバケツに当てて外す音だった。

 「ガサ(家宅捜索)や、動くな!」

 ハウスに踏み込むと、若い男たち10人ほどがシラスを選別していた。...

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