2021.01.13 08:41

ほっこり味めぐり(7)キムチラーメン 豚太郎七子店(四万十町床鍋)

真っ赤なスープが激辛党の食欲をそそるキムチラーメン(写真はいずれも四万十町の豚太郎七子店)
真っ赤なスープが激辛党の食欲をそそるキムチラーメン(写真はいずれも四万十町の豚太郎七子店)
健在 激辛党の集う店
 国道56号の難所、久礼坂を上り切って約500メートル。ここのラーメンで一息ついた人も多いのではないか。高知自動車道が高岡郡四万十町に延びて8年、車の通行量はめっきり減った七子峠だが、昼時には広い駐車場がすぐ満車。「豚太郎七子店」は健在だ。

昼時の店内は盛況で店員も大忙し
昼時の店内は盛況で店員も大忙し
 「辛い物が好きな方が来てくれるんです」と、オーナーの佐竹洋子さん(56)。キムチラーメンは、35年前の開店時からある看板メニューだ。

 激辛キムチが麺の上にドバッと載り、真っ赤な汁がスープに溶け出す。辛さも折り紙付きで、口の中や唇が焼けるようで、冬でも汗が噴き出してくる。体を温めてくれること間違いなしだ。

 だが「まだまだ」という客も多く、2年前に新メニュー「デス(死の)キムチラーメン」を出した。激辛で知られる「デスソース」の80倍という、とんでもない辛さのソースで漬けたキムチ入りで、注文時「本当に辛いデスよ? 大丈夫デスか?」と念を押す。制止を振り切った挑戦者も、半数ほどは途中で降参するのだとか。

 もちろん定番のしょうゆ、塩、みそ味のラーメンもあり、辛い物が苦手な人も大丈夫。四万十ポークや同町産の牛すじを使ったメニューも楽しめる。

 「高速ができた時、『移転したら?』って何回も言われました。でも、この場所で続けて良かった」と佐竹さん。峠のてっぺんで、刺激的な一杯を提供し続ける。(窪川支局・井上太郎)

 【メモ】キムチラーメンはしょうゆ、塩が770円、みそが820円。持ち帰り用キムチは「激辛」と辛さ控えめの「普通」がある。営業は水―金曜の午前11時~午後5時、土日祝の午前11時~午後8時。床鍋640の1。電話0880・22・8777。

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