2020.12.26 08:39

高知県内の成人式 19市町村で中止・延期 式典も簡素に

今年の高知市成人式で、ごった返す会場前。来年は、こうした「密」な光景は少なくなりそうだ(1月12日、高知市の県民体育館)
今年の高知市成人式で、ごった返す会場前。来年は、こうした「密」な光景は少なくなりそうだ(1月12日、高知市の県民体育館)
 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、高知県内34市町村のうち19市町村が、2021年1月の成人式を中止か延期することが、25日までに高知新聞社の調べで分かった。中止3市町、延期16市町村で、感染状況次第で今後さらに増える可能性もある。 

 県内では12月に入り感染者が急増。県が5段階で上から2番目の「特別警戒」に対応を引き上げた9日以降、式の中止や延期を決める市町村が続出した。

 安芸郡田野町と香美市、南国市は「先行きが見通せず、いつ開催できるか分からない」と中止を決定。香美、南国両市はせめてもの代替策にと、市役所前などに記念撮影スポット設営を決めた(28~1月11日)。田野町は新成人に記念品を送るという。

 延期した自治体も、開催時期未定が多数。中村、西土佐の2会場で開く四万十市は、ゴールデンウイークや夏休みなど新成人が参加しやすい時期の開催を検討しているものの、「夏だと着物は暑すぎるのでは」と思案する。5月2日に設定した吾川郡いの町も「状況次第で再検討する」と流動的だ。

 15市町村が予定通り1月に開催。ただ、高知市や高岡郡佐川町などは「県の対応が(最高レベルの)非常事態になれば変更」と予告している。

 式典は軒並み簡素化。来賓の減員や保護者の入場制限などで「密」回避に努める。安芸郡馬路村は「30分以内に終わらせる」と、恒例の恩師の招待も中止した。

 「一生に一度。何とか開催してあげたい」とは高知市の担当者。3千人を超す新成人を祝う高知市は、会場の収容率を50%程度に抑えるため、午前と午後の2部制で開催。総入れ替えの間に座席やドアノブなどを全て消毒し、会場前での滞留防止も要請する。

 新成人にも体調管理などを呼び掛けるため、初めてSNS(会員制交流サイト)で情報を発信。「新成人も一緒に式をつくるという雰囲気を高め、協力が得られるようにしたい」としている。(地域報道部取材班)

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