2020.12.25 08:45

医療崩壊「瀬戸際」 忘年会や帰省自粛を 高知県医師会が緊急メッセージ

感染対策の徹底を呼び掛ける岡林弘毅会長=左から2人目=ら(24日午後、高知市丸ノ内1丁目の市総合あんしんセンター)
感染対策の徹底を呼び掛ける岡林弘毅会長=左から2人目=ら(24日午後、高知市丸ノ内1丁目の市総合あんしんセンター)

 高知県医師会は24日、県内の新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「県民への緊急メッセージ」として記者会見を開き、「このまま入院者数が増え続けると医療崩壊が懸念される」と危機感を示し、年末年始の忘年会や新年会、帰省は「全て自粛してほしい」と呼び掛けた。

 岡林弘毅会長は、2桁の感染者が続く現状について「感染経路が分からない人が一定数おり、(感染拡大が)すぐ収まるとは思えない」と強調。通常の医療体制が維持できるかどうかの「瀬戸際に来ている」との認識を示し、「このままでは一般診療に影響が出て、助かる命も助からなくなる」と述べた。

 その上で、「コロナに対して(県民の中に)油断が生まれているのではないか。決してコロナを侮ってはいけない。恐ろしい病気だと認識してほしい」と話し、県民に感染対策の徹底を求めた。

 野並誠二副会長は、医療従事者や感染者、その家族らに対する誹謗(ひぼう)中傷に言及。「いつ誰が感染してもおかしくない。医療従事者の献身的な取り組みに思いをはせ、誹謗中傷や差別をしない、させないように心掛けてほしい」と訴えた。

 高知県感染症対策協議会長を務める吉川(きっかわ)清志・常任理事は「複数の家族が集まったり、友人と会食したりすることは感染するリスクを高める。年末年始に会うだけなら構わないが、マスクをして静かに話をしてほしい」と求めた。(山本仁)

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