ウミウシ、ウシエビ…「丑年」ちなんだ生き物展 足摺海洋館SATOUMI

牛をモチーフにした顔出しパネルが登場した会場(写真はいずれも土佐清水市の県立足摺海洋館「SATOUMI」)
「カウフィッシュ」?
来年の干支(えと)、丑(うし)にちなんだ企画展が、土佐清水市三崎の高知県立足摺海洋館「SATOUMI」で18日、始まった。名前に「ウシ」が付いた生き物9種類16点が展示されている。1月11日まで(23日は臨時休館)。

牛の角のようなとげを持つコンゴウフグ
目の上のとげ2本が牛の角に見え、英語名「ロングホーンカウフィッシュ」のコンゴウフグや、食用ブラックタイガーとして知られるウシエビが登場。牛の舌に似た魚のシマウシノシタやサザナミウシノシタも展示されている。

カイメンの仲間を食べることが分かったキイロイボウミウシ
また巻き貝の仲間のニシキウミウシやアオウミウシ、キイロイボウミウシも。同館は、何を食べているかなどまだ謎の多いウミウシについて調査研究しており、キイロイボウミウシがカイメンの仲間を食べることなど、成果の一部をパネルで紹介している。
会場には、牛をモチーフにした顔出しパネルやウミウシの写真パネルもお目見え。飼育員の高橋晃大さん(25)は「かわいらしい生き物が多い。研究成果も含めて見てもらえたら」と話している。
クリスマス企画も
県立足摺海洋館「SATOUMI」で18日、クリスマス特別イベントが始まった。
同日から1月11日までの午後4時半~9時半は、玄関周辺をLEDライトで彩るクリスマスイルミネーション。12月19、20の両日は、お菓子がもらえる無料クイズ(小学生以下の入館者対象)に加え、午前11時と午後1時15分から竜串湾大水槽でサンタクロースに扮(ふん)した飼育員が餌やりを行う。(山崎彩加)