広島県が設けている不登校対応の教室。普段の教室と趣を変える工夫を凝らす(同県教委提供)
不登校の子どもを減らそうと、高知県教育委員会は2021年度、県内4中学校に専任教員を配置した特別な教室を設ける。学校になじめず、不登校の初期段階にある子らの「居場所」を校内に設け、学校復帰へとつなげる。広島などで始まっている先駆的な取り組みで、高知県の2021年度当初予算見積もりに関連費86万円を計上した。
文部科学省は不登校を「年間30日以上の欠席」と定義する。高知県内の2019年度の不登校の児童生徒は千人当たり22・4人で、全国(平均18・8人)で4番目に多い。...