2020.11.30 08:40

木彫り像4279体で世界一 「ちびっこ島木彫館」ギネス認定

「ギネス世界記録」の認定書を手に喜び合う横矢年夫さん(右)と山本祐市さん(須崎市の「ちびっこ島木彫館」)
「ギネス世界記録」の認定書を手に喜び合う横矢年夫さん(右)と山本祐市さん(須崎市の「ちびっこ島木彫館」)

制作者2人の情熱実る
 高知県須崎市浦ノ内の「ちびっこ島木彫館」に展示されている4279体の木彫り像群がこのほど、「屋内にある木彫り世界一」としてギネス世界記録に認定された。制作した横矢年夫さん(81)=南国市=と、チェーンソーアーティストの山本祐市さん(68)=高知市=の2人は「最高のプレゼント」と喜んでいる。

 敷地内の展示棟(約700平方メートル)に置かれた像の数で記録を認定。イルカやカニなどの生き物のほか、地蔵や竜、遍路姿のブルドッグ、かぶとなど「一体として同じ物はない」(横矢さん)というほど多種多様で、一つの建物内にある木彫り像が世界最多とされた。


 横矢さんは自動車整備会社経営の傍ら、15年ほど前から木工彫刻に没頭。山本さんは、海洋堂かっぱ館(高岡郡四万十町打井川)のかっぱ像を手掛けるなどの創作活動を行っており、横矢さんが山本さんの作品を購入したことを機に親交を深めた。

 木彫り像は、山本さんが高知市内の工房で粗彫りし、横矢さんが木彫館で研磨や塗装などを行って仕上げる分業制で制作。「年も年やから、どうせやるなら『生きているうちに四国一、日本一、世界一を目指そう』って」(横矢さん)と、力を合わせて作り続けた。

 ギネス登録を本気で狙い始めたのは5、6年前。「一つの建物内に3千体以上」という規定をクリアし、今夏に英国ギネス社に申請し、10月認定の知らせを受けた。今月到着した認定書には「木製彫刻の最も大きいディスプレー」と記され、横矢さんは「山本さんのおかげで取ったようなもの」と感謝しきり。

 2人で制作した像は、屋外展示のため記録対象外となった作品を含めると5千体は下らないそう。今後、ちびっこ島木彫館を高知市内に移転する構想もあるそうで、横矢さんは「大型バスも入れる場所で、3年内に開館させたい」と新たな夢を語っていた。(横田宰成)

ページトップへ