2020.11.25 08:40

高知市が「にじいろのまち宣言」 多様な性尊重 市民啓発へ

シンボルマークを掲げて「にじいろのまち」を宣言する岡﨑誠也市長(24日午後、高知市役所)
シンボルマークを掲げて「にじいろのまち」を宣言する岡﨑誠也市長(24日午後、高知市役所)

 高知市は24日、多様な性のあり方を尊重する自治体であることを対外的に示す「にじいろのまち宣言」を行った。同性カップルらを男女の夫婦と同等の関係と認めるパートナーシップ制度を来年2月に導入するほか、市民への啓発活動など、差別や偏見のないまちづくりを進める。

 同趣旨の宣言をする自治体は全国的に増えており、高知県内では初めて。宣言名には象徴的に「虹」が使われることが多いという。

 この日、LGBTの当事者らも招いて市役所でセレモニーが開かれ、岡﨑誠也市長が「誰もが自分らしく安心して暮らせる、そんなにじいろのまちを目指す」と宣言。「人と人をつなぐ懸け橋」をイメージして、虹色の播磨屋橋を描いたシンボルマークもお披露目した。

 その後、パートナー制度導入を要望してきたNPO「レインボー高知」と対談。医師でもある宮本寛副代表は「趣味や嗜好(しこう)の問題と考えられるなど誤解も多い。持って生まれたものだと理解が広がってほしい。高知市が先頭を切ってくれたのは大きい」と、県内全体への波及効果にも期待を寄せた。

 同性パートナーと長年暮らす女性メンバーは「やっと私たちに目を向けてもらえたのかなと思う。役場の窓口や企業など、生活に密着した部分でも変わっていってくれたら」と話した。

 高知市は来年1月に職員研修を行い、市民や事業者への啓発にも取り組む方針。(松田さやか)

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