2020.11.22 08:35

とろーり黄金色 特産の黒糖作り、黒潮町で始まる

じっくりと煮詰められ、おけにくみ上げられる黒砂糖(黒潮町入野)
じっくりと煮詰められ、おけにくみ上げられる黒砂糖(黒潮町入野)
 幡多郡黒潮町特産の黒砂糖、入野砂糖が今年も作られ始めている。同町入野の加工施設ではサトウキビの搾り汁を煮詰める作業が夜通し続き、甘い香りが立ち上っている。

 同町での黒砂糖作りは江戸期に始まったとされ、戦後に一時途絶えたが、三十数年前に地元有志の手で復活。現在は「入野砂糖研究会」の23戸で生産しており、今年は16日から作業が始まった。

 サトウキビを機械で搾り、三つの釜で順番に煮詰めて作られる。仕上げを日中に行えるよう夜から搾り始め、釜に火が入るのは午前0時ごろ。翌朝から昼ごろにかけて、じっくりと煮詰めていく。

 最終段階の3番釜では、職人が松をくべて火加減を調節しつつ、竹の棒で混ぜながら粘りけや色を確認。タイミングを見極めてくみ上げると、黄金色の黒砂糖が朝日に輝いた。

 砂糖作りは12月下旬まで続き、ふるさと納税の返礼品のほか、町内外の量販店や道の駅などで入手できる。同会の酒井貢会長(71)は「職人が技術を磨き、自信を持って高級品と言えるようになった。食べたら分かりますよ」と話していた。(今川彩香)

カテゴリー: 社会幡多

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