2020.11.22 08:40

不屈の「火の玉」虎の守護神 藤川球児の軌跡(6)米国での苦しみ

右腕に異常を訴え降板する藤川球児=中央。専属通訳だった新川諒が寄り添う(2013年5月26日、米シンシナティ)
右腕に異常を訴え降板する藤川球児=中央。専属通訳だった新川諒が寄り添う(2013年5月26日、米シンシナティ)

笑顔なかったな…
 「本当に苦しいことばかりで、孤独で、また新人の頃のようにうまくいかない日々が訪れ、あしたすら…。あしたすら、見失いそうになっていました」

 11月10日の甲子園。笑顔で引退スピーチをしていた藤川球児が言葉を詰まらせたのは、米大リーグ時代を振り返った時だった。

 2006年ワールド・ベースボール・クラシックの米国戦で、球児は4番打者アレックス・ロドリゲス(当時ヤンキース)のバットを直球でへし折った。打球はサヨナラタイムリー安打になったが、ベンチに戻ったロドリゲスが驚いていたそうだ。「あいつのボール、浮き上がってきたぞ」...

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