2020.11.14 08:35

長宗我部元親再建の土佐神社に伝統の「こけらぶき」輝く 11/28見学会

ふき替え工事が進む社殿の屋根。「美しい吉野杉のこけらぶきをぜひ見に来てもらえれば」と小笠原貴紀宮司(高知市の土佐神社)
ふき替え工事が進む社殿の屋根。「美しい吉野杉のこけらぶきをぜひ見に来てもらえれば」と小笠原貴紀宮司(高知市の土佐神社)

「令和の大修理」30年ぶり屋根ふき替え
 土佐神社(高知市一宮しなね2丁目)で、30年ぶりとなる社殿の屋根のふき替え工事が進められている。伝統技法の「こけらぶき」を採用し、真新しい木目が陽光にまぶしく輝いている。28日に一般見学会が開かれる。

 長宗我部元親が1571年に再建した同神社は、国の重要文化財に指定されている。屋根のふき替えはおおむね30年に1度行い、今回の工事は昨年6月に「令和の大修理」としてスタートした。社殿を囲む足場が組まれ、シートで覆った中で、岡山県の専門業者が作業に当たっている。

 こけらぶきは、厚さ3ミリ、幅12センチほど、長さ40センチほどの木の板をずらしながら重ね、竹のくぎで止める技法。今回は、奈良県の吉野杉の板が数万枚使われるという。

 今後、拝殿や幣殿の屋根も改修し、2021年度中に完成する予定。総工費は約3億円で、国や県市の補助金などを活用する。参道入り口にある楼門も修理することにしており、寄付金を募っている。

 見学会では、文化財の専門家の説明を聞くほか、板のくぎ打ち体験も行う。小笠原貴紀宮司は「伝統技法を間近で見られる貴重な機会。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。28日午前10時と11時、午後2時と3時の4回で、各回40分ほど。それぞれ定員30人で参加無料。申し込みは同神社に電話(088・845・1096)か、ファクス(088・845・1095)で。(村瀬佐保)

カテゴリー: 高知中央高知のニュース

ページトップへ