看板メニューの一つであるカツオのたたきを手にする真鍋嘉孝さん(写真はいずれもいの町)
常連客ら名残惜しむ 高齢、コロナ禍で決断 高知県吾川郡いの町の中心部で、町内外の人に親しまれてきた「土佐料理まなべ」が15日で閉店する。開店から30年で、前身となった魚屋からは100年近い歴史を持つという名物店。町を代表する宴会場だけに惜しむ声は多いが、店主は自身の高齢や新型コロナウイルスの影響などから決断した。
店主の真鍋嘉孝さん(68)の祖父が戦前、いの町柳町に「まなべ鮮魚店」を開店。2代目の父親は仕出し業も始め、「より人の流れがあるところに」と、50年ほど前に町役場近くに移転した。...