2020.10.31 08:32

金蓮寺の客間「交流の場」に 住職夫婦立ち上げ 貸し出しも

「寺子屋きんいろ」を始めた岡田美保さんと住職の隆弘さん(いの町の金蓮寺)
「寺子屋きんいろ」を始めた岡田美保さんと住職の隆弘さん(いの町の金蓮寺)

 吾川郡いの町旭町の金蓮寺(こんれんじ)がこのほど、約30畳の客間を活用し「寺子屋きんいろ」と銘打った交流の場づくりを始めた。子どもや若者らにさまざまな体験や対話を通じて価値観を広げてもらおうと、親子イベントを主催したり、学習会の会場として貸し出したりしている。

 「寺子屋きんいろ」を立ち上げたのは、住職の岡田隆弘(りゅうこう)さん(39)の妻、美保さん(35)。3人の子育てをする中で、「子どもたちが学校と家庭だけでなく、多様な価値観の中で育つ環境があれば」と感じていたという。

 隆弘さんらと相談して客間を活用することにし、今夏から会員制交流サイト(SNS)などで情報発信。「寺子屋きんいろ」は、金蓮寺の「金」と、子どもたちが心の輝きに気付く場になればとの思いから名付けた。

 初の主催イベントは10月18日。理科教員を講師に招いた科学教室で、5組10人ほどの親子がゲルを作る実験などを楽しんだ。意見交換の場も設け、保護者の「子どもが勉強に興味を持たない」との悩みに、教員は「日頃の何げないことでも褒めることを大事に」などとアドバイスしていたという。

科学実験をする親子ら(寺子屋きんいろ提供)
科学実験をする親子ら(寺子屋きんいろ提供)

 客間はWi―Fiやスクリーンも備えており、25日は若手の異業種交流団体「まんまる高知」(高知市)に会場を提供。大学生らが農家から経営方法などを学ぶ学習会が開かれた。

 今後は11月に土佐和紙を使った子ども向けイベントを企画しているほか、学生の課外活動や住民の交流スペースとしての利用も随時受け付けている。美保さんは「寺子屋での交流が自分に自信を持つきっかけになればうれしい。長く続けたい」と意気込んでいる。

 客間の貸し出しは来年3月まで無料で、4月以降は有料にする予定。問い合わせはメール(terakoyakiniro@gmail.com)で。(山崎友裕)

カテゴリー: 教育高知中央高知のニュース

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