2020.10.27 08:40

によどマッシュルーム復活 「日本一を目指す」2年ぶり収穫

2年ぶりに収穫が再開したによどマッシュルームの栽培棟(仁淀川町大尾)
2年ぶりに収穫が再開したによどマッシュルームの栽培棟(仁淀川町大尾)
東京の企業が継承
 生産者の体調不良により、栽培が休止されていた高知県吾川郡仁淀川町の「によどマッシュルーム」が復活した。東京都の企業が事業を継承。9月に2年ぶりとなる収穫が行われ、10月上旬には町内で収穫祭も開かれた。
 
マッシュルームを栽培する竹内民子さん=右=と石橋忠大さん=中央
マッシュルームを栽培する竹内民子さん=右=と石橋忠大さん=中央
 仁淀川町大尾の「によどマッシュルーム生産組合」が、2006年から生産していたブラウンマッシュルーム。仁淀川の清流で育ったキノコはしっかりした歯ごたえや濃厚なうま味が評判で、県外からの引き合いも増えていた。
 
 しかし2018年夏、によどマッシュルーム生産組合の代表、竹内隆さん(72)が脳梗塞で倒れ、重労働が難しくなったため生産がストップ。家族らが町とも相談して事業継承者を探した。県内外の企業から声が掛かったが、隆さんの妹、民子さん(71)らが検討し、都内で居酒屋などを経営する「ヒロセオール」を継承先に選んだ。
 
 ヒロセオールの取締役、石橋忠大さん(56)が仁淀川町に移住し、6月から栽培を再開。隆さんや民子さんに習いながら、堆肥やマッシュルームが育つ土床作りをゼロから始め、9月下旬に初収穫にこぎ着けた。これまでに1トン弱を収穫している。
 
 10月8日にはヒロセオールが収穫祭として、仁淀川町別枝の白王神社にマッシュルームなどを奉納。マッシュルームずくめの弁当を町内で無料配布した。
 
 石橋さんは「仁淀川の清流の下、非常にいい環境で育っている。日本一のマッシュルームを目指したい」。民子さんは「栽培を継続できてすごくうれしい。町の特産品として安定的に提供できるようにしたい」と話している。
 
 業務筋を中心に販路を模索中。問い合わせはヒロセオール(03・6230・0350)へ。(楠瀬健太)

カテゴリー: 農業高吾北高知のニュース

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