2020.10.26 08:40

深まる秋... 高知県と四国の紅葉だより 各地の名所紹介

鮮やかな色彩が太陽の光にきらきらと輝くべふ峡の紅葉(昨年11月12日、香美市物部町別府)
鮮やかな色彩が太陽の光にきらきらと輝くべふ峡の紅葉(昨年11月12日、香美市物部町別府)
山へ渓谷へ
 山や渓谷が色づき始め、そろそろ紅葉の季節。四国の4新聞社は連携し、各地の名所を紹介します。新型コロナウイルスのため中止される恒例イベントも多いので、ご注意を。

《高知県内》
べふ峡(香美市)
 物部川源流域の剣山国定公園内にある渓谷。カエデやケヤキが山全体を赤や黄に染め、切り立った白い石灰岩の岩肌との対比が美しい。見頃は11月上旬~下旬。べふ峡温泉では、ジビエ料理や入浴を楽しめる。住民グループ「べふ峡保勝会」が11月末まで「もみじ茶屋」を開く。
 【メモ】
香美市物部町大栃から国道195号を車で約30分。問い合わせはべふ峡保勝会(0887・58・4511)へ。

轟の滝、大荒の滝(香美市)
 落差82メートル、「日本の滝百選」に選ばれた「轟(とどろ)の滝」(香北町猪野々)と落差40メートルの「大荒(おおあれ)の滝」(香北町谷相)。ともに赤や黄の紅葉が豪快な滝を包む。
 見頃は11月中旬~下旬。轟の滝の茶屋は10月31日~12月6日(11月12、13日休み)、大荒の滝にある木馬茶屋は11月21、22日に営業し、いずれも午前10時~午後4時。
 【メモ】
轟の滝、大荒の滝とも香美市香北町の道の駅「美良布」から国道195号などを経て、車で約40分。問い合わせは香美市香北支所(0887・52・9286)へ。

瀬戸川渓谷の遊歩道はまるで紅葉の回廊(昨年11月14日、土佐町瀬戸)
瀬戸川渓谷の遊歩道はまるで紅葉の回廊(昨年11月14日、土佐町瀬戸)
嶺北(大豊町、本山町、土佐町、大川村)
 大川村の大北川渓谷から大座礼山方面まで、カエデ類がモザイク絵のように山肌や川べりを彩る。四国一の落差106メートルの小金滝周辺も楽しめる。見頃は11月上旬から中旬まで。
 土佐町の瀬戸川渓谷をカエデやコナラなどが染める。稲村ダム周辺から下流の黒丸集落まで、10月下旬から11月下旬まで。アメガエリの滝周辺には展望台もある。
 本山町は清流と紅葉の競演が美しい。汗見川渓谷は10月下旬から11月上旬で、行川渓谷は11月初旬から中旬まで。
 大豊町は梶ケ森の山頂から龍王の滝までが10月下旬から11月中旬まで見頃。定福寺境内のモミジも真っ赤に色づく。
 【メモ】
大北川渓谷は県道本川大杉線から大川村小松の小松川橋手前で県道高知伊予三島線に入り、車で約10分。
瀬戸川渓谷は高知自動車道・大豊ICから国道439号と、県道17号か6号を経由する大川村回りで車で約70分。問い合わせ先は大川村役場(0887・84・2211)、土佐町役場(0887・82・2450)、本山町役場(0887・76・3916)、大豊町役場(0887・72・0453)。

程野の滝(いの町)
 東滝、西滝、権現滝、大樽の滝の総称が程野の滝。西滝はツタ、東滝はカエデなどが楽しめる。見頃は11月上旬になりそう。例年11月に「グリーンパークほどの」で開催している「体験の国 ほのほの王国」は中止となった。
 【メモ】
高知自動車道・伊野ICから車で約1時間20分。国道33号、194号を経て、いの町吾北総合支所を過ぎた後、案内板のある場所から林道へ。問い合わせはいの町観光協会(088・893・1211)へ。

安居渓谷(仁淀川町)
 仁淀川の支流、安居川沿いにある渓谷。仁淀ブルーと紅葉のコントラストが美しく、「紅葉公園」や「乙女河原」、高さ約30メートルの壁が切り立つ「千仞(せんじん)峡」など見どころは多い。見頃は例年通り11月上旬から中旬の見込みで、渋滞に注意。渓谷中心部には宿泊施設「宝来荘」がある。
 【メモ】
国道439号などを経て、県道安居公園線に入る。問い合わせは仁淀川町観光協会(0889・35・1333)へ。

中津渓谷(仁淀川町)
 仁淀川の支流、中津川沿いに広がる渓谷。渓流脇に整備された約1.6キロの遊歩道沿いで紅葉を楽しめ、「紅葉滝」や「竜宮淵」などがスポット。見頃は11月中旬から下旬になりそう。渓谷入り口には笑美寿(えびす)茶屋や温泉宿泊施設「ゆの森」などくつろげる場所も。仁淀川町観光協会の「紅葉まつり」は、今年は開催なし。
 【メモ】国道33号から、仁淀川町名野川で県道中津公園線へ。問い合わせは仁淀川町観光協会(0889・35・1333)へ。

黒尊渓谷(四万十市)
 四万十川支流で屈指の透明度を誇る黒尊川流域の渓谷。ブナやカエデの紅葉が澄んだ水面に映し出され、絶景が望める。上流は神殿橋付近、下流は玖木が人気の紅葉スポット。見頃は例年通り11月中旬から下旬になりそう。黒尊親水公園で毎年開かれる「しまんと黒尊むらまつり」は中止。
 【メモ】
四万十市中心部から四万十市西土佐口屋内まで国道441号を北へ車で約30分。市道口屋内宇和島線に入り玖木まで約15分、神殿橋まで約30分。問い合わせは四万十市観光協会(0880・35・4171)へ。

《香川》
鮮やかに色づき、参拝者らを優しく出迎える大窪寺の紅葉(昨年11月21日、香川県さぬき市)
鮮やかに色づき、参拝者らを優しく出迎える大窪寺の紅葉(昨年11月21日、香川県さぬき市)
大窪寺(さぬき市)
 県境近くの女体山(標高776メートル)の麓にある四国八十八カ所霊場の結願寺。境内周辺にはモミジやイチョウが数多くあり、県内有数の紅葉の名所として知られる。例年は11月中旬が見頃だが、今年は色づきが早く、上旬が最も楽しめそう。4年に1度のうるう年に当たり、「逆打ち(札所を逆から回る)」すれば功徳が増すとの言い伝えがあるため、今年は巡礼の出発点にもなっている。
 【メモ】高松自動車道・志度ICから車で約40分。JR志度駅などからさぬき市コミュニティバスも運行。問い合わせは、市観光協会(087・894・1601)へ。

ゆうゆうロード(善通寺市)
 善通寺まつりの総踊り大会が行われる市道大門通り線「ゆうゆうロード」(約560メートル)は、市街地で楽しめる紅葉スポットとして注目を集める。両脇に計約80本のイチョウが植わり、れんが造りの旧陸軍倉庫がある一角では赤れんがと黄色いイチョウのコントラストが秋らしさを演出する。例年は11月中下旬が見頃。イチョウ並木の北側には総本山善通寺の五重塔が見え、歴史ロマンを感じさせる。
 【メモ】高松自動車道・善通寺ICから車で約10分。問い合わせは市観光協会(0877・63・6315)へ。

雲辺寺山周辺(観音寺市)
 標高927メートルの雲辺寺山周辺は、麓へと駆け下りる紅葉前線をロープウエーから一望できる。四国霊場66番札所・雲辺寺の境内では10月下旬からモミジやイチョウが見頃を迎え、五百羅漢付近は特に見応えがある。雲辺寺山頂公園は7月に設置した「天空のブランコ」などが注目を集める話題のスポット。11月23日までの期間限定で人気カフェが営業している。
 【メモ】雲辺寺ロープウェイ山麓駅へは高松自動車道・大野原ICから車で約15分。問い合わせは雲辺寺ロープウェイ(0875・54・4968)へ。

《愛媛》
石鎚山・面河渓(久万高原町)
 10月初旬に山頂付近で見頃を迎えて以降、紅葉前線が下降中。11月頭には面河渓でも楽しめそう。近くの面河山岳博物館では11月29日まで特別展「けものがたり~愛媛の哺乳類おどろきの素顔」が開かれている。
 【メモ】高知市から国道33号、県道西条久万線を経て面河渓まで車で約3時間。土小屋までさらに約30分。問い合わせは面河山岳博物館(0892・58・2130)へ。

松山城二之丸史跡庭園(松山市)
 藩主の邸宅跡である大井戸遺構や、水、砂利、芝生で昔の部屋の間取りを表現した流水園があり、「恋人の聖地」としても知られる。ヤマモミジは11月下旬が見頃。11月20~22日、27、28日の午後5~9時にライトアップする。開催日は午後9時まで開園(午後8時半札止め)。今年は茶室観恒亭の無料開放は行わない。入園料は大人200円、小学生100円。
 【メモ】JR松山駅から道後温泉行き市内電車で約10分、県庁前下車徒歩5分。松山自動車道・松山ICから車で約20分。無料駐車場31台。問い合わせは二之丸・堀之内管理事務所(089・921・2000)へ。

白滝公園(大洲市)
 雄大な滝の渓谷美に約3千本のモミジが映える。11月下旬に見頃を迎えそう。遊歩道の途中には、ベンチなどの休憩場所もある。毎年恒例の子どもみこしなどでにぎわう「滝まつり」、稚児行列が練り歩く「白滝るり姫まつり」は中止。
 【メモ】JR伊予白滝駅から徒歩約10分。松山自動車道・大洲ICから約15分。問い合わせは市観光協会長浜支部(0893・52・1111)へ。

《徳島》
祖谷渓(三好市池田町~同市西祖谷山村) 
 通称・祖谷街道の全域で11月上旬から中旬にかけてモミジなどの紅葉を楽しめる。名所「祖谷のかずら橋」のほか、200メートルの断崖に立つ小便小僧像や、蛇行する川が「ひ」の字に見える展望スポットもある。ホテル祖谷温泉では、谷底の露天風呂から紅葉を見上げられる。
 【メモ】高知自動車道・大豊ICから国道32号などを経由して車で約50分。問い合わせは市観光案内所(0883・76・0877)へ。

赤や黄に色づいた木々で錦絵のようにV字渓谷が染まる高の瀬峡(昨年11月18日、徳島県那賀町)
赤や黄に色づいた木々で錦絵のようにV字渓谷が染まる高の瀬峡(昨年11月18日、徳島県那賀町)
高の瀬峡(那賀町)
 那賀川最上流にあり、ヤマモミジやハウチワカエデ、ケヤキなど赤や黄に色づいた木々が錦絵のようにV字渓谷を染め、巨石と織り成す光景は絶景。見頃は11月上旬から。地元住民でつくる高の瀬保勝会が例年シーズン中に運営しているレストハウスは、今年は営業中止。
 【メモ】香美市物部町大栃から国道195号を車で約40分。問い合わせは町役場木頭支所(0884・68・2311)へ。

土釜(つるぎ町)
 岩の間を滑り落ちた激流が滝つぼで渦巻く徳島県の天然記念物「土釜」周辺で、清流に映えるカエデやモミジなどの紅葉を楽しめる。近くの落差85メートルを誇る「鳴滝」も人気スポット。見頃は10月下旬から11月中旬。
 【メモ】徳島自動車道・美馬ICから国道438号を経由して車で約30分。問い合わせは町産業経済課(0883・62・3114)へ。

カテゴリー: 社会

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