2020.10.21 14:33

第74回県展 特選画廊(7)【彫刻】【写真】

「第74回高知県美術展覧会(県展)」は、10/25まで
 高知県立美術館=洋画・日本画・先端美術
 高知市文化プラザかるぽーと=彫刻・工芸・書道・写真・グラフィックデザイン
 (午前9時から午後5時まで、会期中無休)

【彫刻】「TAMAKO 2020」
増山隆子(高知市)
少女の成長願って

 両手を腰に凜(りん)と立つジーパン姿の少女像は、大めい(弟の孫)で中学1年の大和珠子さん(12)。彼女が小学4年生の時からモデルになってもらっており、今回で4作目となる。
 
 「遊びに来た時に、ポーズを取ってもらって。清潔感を意識して作りました」
 
 小学校教員の傍ら30歳で彫刻を始めた。「自信が持てるものを身に付けたい」と、県展無鑑査の故舩木直人さんの指導を受け、高知大学の作業場で夏休みに制作に励んだ。
 
 その時の仲間と退職後も制作を続け、県展に40年以上ほぼ毎年出品してきた。立像の重心やバランスなど舩木さんに教えられた彫刻の基礎を大切にしている。「結果は万年入選で上等、彫刻を楽しもうとやってきた。舩木先生に学んだ仲間と入賞できてうれしい」
 
 近年は体力の不安を抱え、「県展は今年で最後と思うちょった」と言うが、「珠子はまだ身長が伸びそうで楽しみ。もう少し彫刻も頑張らないかんね」と意欲が再燃している。
 
 成長への願いを込めた少女像。その顔は未来を見据えるように、少し上を見上げている。(楠瀬慶太)...

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カテゴリー: 文化・芸能県展文化

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