2020.09.28 08:41

高知県産ナスが「機能性表示食品」登録 JA 高血圧改善アピール

JA高知県が扱う冬春ナス。近くパッケージを一新する
JA高知県が扱う冬春ナス。近くパッケージを一新する
 JA高知県が出荷するハウス栽培のナスが、高血圧の改善効果を掲げる「機能性表示食品」として、このほど登録された。JA高知県の届け出を消費者庁が受理した。JA高知県は「需要、販路の拡大へ積極的に発信していきたい」としている。
 
 機能性表示食品制度は2015年にスタート。事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などを国に届け出ると、商品に機能性を表示できる。生鮮食品の登録は県内では初めてで、全国的にも珍しいという。
 
 JA高知県は登録を受けて、近くナスのパッケージを一新する方針。デザイン案では、「高めの血圧(拡張期血圧)が気になる方へ」との文言で消費者に呼び掛け、ナスの効用を説明。1日に100グラム(約2本)食べることを提案する内容となっている。
 
 ナスの高血圧改善効果については、信州大学や高知県農業技術センターなどが高知産ナスを使って共同研究し、昨年、ナスに含まれる神経伝達物質の一つ「コリンエステル」に効果があることを実証。今年7月、JA高知県が機能性表示食品として届け出を行っていた。
 
 研究代表者の中村浩蔵・信州大准教授によると、ハウス栽培のナスは露地栽培に比べてコリンエステルの含有量が多く、収穫時期にかかわらず、量も安定しているという。今回の表示制度も、ハウス栽培の冬春ナスを対象としている。
 
 JA高知県は「ナスは栄養価が低いイメージを持たれがちだった。生産量日本一の産地として、機能性という新たな要素を一般消費者にアピールしていきたい」としている。(宮内萌子)

カテゴリー: 主要社会

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