2020.09.25 08:47

「ひろし君」どこに?近所の仲良し消息知りたい【なるほど!こうち取材班】

中央で果物をむいているのが辻本さん親子。その右前に座っているのが「ひろし君」とみられる(撮影日不明、新堀小)
中央で果物をむいているのが辻本さん親子。その右前に座っているのが「ひろし君」とみられる(撮影日不明、新堀小)

 「台風後に引っ越した『ひろし君』にお別れが言えていない」。高知新聞「なるほど!こうち取材班」にそんな声が寄せられた。京都府在住の辻本(旧姓三谷)裕子さん(54)は当時住んでいた高知市日の出町で仲の良かった男の子の消息が気になっているという。

 当時4歳。「東雲アパート」の1階に家族3人で暮らしていて、濁水が部屋に押し寄せた。自衛隊のボートで救出され、新堀小学校に身を寄せた。

 今年になり、「当時の様子が分かるかも」と高知新聞社の写真誌「土佐湾台風 10号のつめ跡」を入手。被災者であふれた新堀小講堂の写真には、自分と母と、アパート1階にいた「ひろし君」の姿も。当時1歳半ぐらい。よく一緒に遊んで「弟のような存在」だった。

 辻本さんの母、三谷登美子さん(81)によると、「ひろし君」は両親と3人暮らし。父親はタクシー運転手。辻本さんは長岡郡大豊町の祖母宅に2~3週間預けられ、アパートに戻ると、ひろし君一家は引っ越していた。

 アパートは現在、駐車場に。台風前から住む人たちに話を聞いたが、有力な手がかりは得られなかった。辻本さんは「『さよなら』も言えなかった。もう一度会いたい」。情報は「なるこ取材班」LINE窓口か、報道部(088・825・4045)へ。

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